催●母
項目 | 詳細 |
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タイトル | 催●母 |
発売日 | 2014年11月28日 |
開発元 | 筆柿そふと |
発売元 | 筆柿そふと |
プラットフォーム | Windows Vista/7/8 |
ジャンル | アドベンチャーゲーム(18禁) |
メディア | DVD-ROM / ダウンロード版 |
年齢制限 | 18歳未満禁止 |
原画 | 皇裕介 |
シナリオ | NATORI烏賊 |
ボイス | フルボイス(女性キャラクター) |
『催●母』は、筆柿そふとが開発・発売した18禁アドベンチャーゲームです。本作は、主人公・千葉草一の母親への強い憧れをテーマにした物語で、催眠術を用いて現実に母親を手に入れようとするという独特の設定が特徴です。草一は父子家庭で育ちましたが、2年前に父親を亡くしてからは天涯孤独の身となっていました。母親は彼を産んだ直後に亡くなっており、草一は母親という存在に強い憧れを抱き、重度のマザコンを患っています。
物語は、草一が保健医の神戸みなみから「催眠術を使って母親を手に入れる」という提案を受け、その誘いに乗るところから始まります。彼は催眠術を駆使して、身近な女性たちを「母親」として作り変えようと試みます。ターゲットとなるのは、学園の理事長で母親の従妹である八幡久美子、厳格だが内面は優しい班主任の倉敷智子、そして催眠術を提案した保健医の神戸みなみの3人です。それぞれの女性は、草一にとって「母親像」に近づけるための対象として選ばれます。
ゲームの核心は、催眠術を使った心理操作と、草一の母親への執着が引き起こすドラマにあります。プレイヤーは催眠術の効果を高めるための選択肢を選びながら、物語を進めていきます。ヒロインたちは最初は抵抗しますが、次第に催眠術の影響を受け、草一の理想とする「母親像」に近づいていきます。この過程で、草一自身の心理的変化や、ヒロインたちの内面の葛藤が描かれ、物語に深みを与えています。
本作の魅力は、皇裕介による繊細で美しい原画と、NATORI烏賊が手掛ける緻密なシナリオにあります。特に、ヒロインたちの心理描写は丁寧に描かれており、プレイヤーは彼女たちの感情の変化をリアルに感じ取ることができます。また、フルボイスによる演技もゲームの臨場感を高めており、声優陣の熱演が物語にさらに深みを与えています。
『催●母』は、母子愛というテーマを独自の視点で切り取り、プレイヤーに新たな感情体験を提供する作品です。催眠術という非現実的な要素を使いながらも、人間の心理や感情をリアルに描き出した点が高く評価されています。母子愛にまつわる複雑な感情を描いた本作は、アドベンチャーゲームファンにとって必見の一作と言えるでしょう。
作品リスト: 催●母