STEEL
項目 | 詳細 |
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タイトル | STEEL |
発売日 | 2005年2月11日 |
ブランド | GRAVITON |
ディレクター・シナリオ | 味塩ロケッツ |
キャラクターデザイン・原画 | ヘルハウンド |
音楽 | 土井潤一、安瀬聖、東隆行、山本秀樹、名古屋佳紀 |
ジャンル | アドベンチャー、バトル、鬱ゲー |
プラットフォーム | PC |
年齢制限 | 18禁 |
エンディング数 | 複数(Good ending、True ending、Bad ending) |
セーブファイル数 | 40+クイックセーブ1 |
ゲームエンジン | 吉里吉里2 |
メディア | CD-ROM、ダウンロード販売 |
画面サイズ | 800×600ドット/フルカラー |
BGMフォーマット | Ogg Vorbis |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | 全文/既読 |
オートモード | あり |
『STEEL』は、2005年にGRAVITONから発売された18禁アドベンチャーゲームです。本作は、人間の心に宿る「アニマ」と呼ばれる存在をテーマにした重厚なストーリーと、容赦ない展開が特徴の鬱ゲーとして知られています。プレイヤーは主人公・本庄智也として、アニマを巡る戦いと人間関係の葛藤を体験します。
物語は、幼い頃に母親に捨てられた智也が、本庄家に引き取られるところから始まります。本庄家には、智也と同じように捨てられた四人の少女たちがおり、彼らは家族のように暮らしていました。しかし、ある日街で鉄のような物質に覆われた少女と出会ったことをきっかけに、智也自身も右手が鋼鉄化する「アニマ」の力を目覚めさせます。これにより、彼はアニマを巡る戦いに巻き込まれ、家族や仲間たちとの関係が大きく変化していきます。
ゲームの特徴は、その重厚なストーリーと複雑な世界観にあります。アニマは、人間のトラウマや心の傷を埋めるために宿る存在であり、それぞれが固有の能力を持っています。例えば、智也のアニマ「メイクスト」は、鋼鉄の騎士のような姿をしており、敵を消滅させる力を持っています。しかし、この力は智也の自殺願望や孤独感に由来するものであり、彼の心の闇を象徴しています。
キャラクターデザインはヘルハウンドが担当し、独特のビジュアルと深みのあるキャラクター造形が評価されています。特に、智也やヒロインたちの心理描写が丁寧に描かれており、プレイヤーに強い印象を残します。また、音楽も土井潤一や安瀬聖らが手掛け、物語の緊迫感や情感を引き立てています。
『STEEL』は、その過激なテーマと深いストーリー性から、発売当時から大きな話題を呼びました。アニマを巡る戦いや人間関係の葛藤が丁寧に描かれており、プレイヤーに考えさせられる要素も多く含まれています。18禁ゲームの枠を超え、人間の欲望と倫理の狭間を描いた作品として、今でも多くのファンに愛されています。
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