ゲーム基本情報
ゲームタイトル | 母爛漫 |
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ジャンル | アドベンチャー、ビジュアルノベル |
開発・制作 | PULLTOP |
発売日 | 2020年3月27日 |
プラットフォーム | Windows |
価格 | ¥9,000(通常版) |
レーティング | 18禁 |
シナリオ | 上月司 |
音楽 | Riryka |
ゲーム紹介
『母爛漫』は、PULLTOPによって開発された18禁ビジュアルノベルゲームで、2020年3月27日に発売された。恋愛アドベンチャーをベースにした本作は、物語の舞台とシナリオ、登場キャラクターに独特な世界観を持ち、プレイヤーを引き込む力強いストーリーを展開する。シナリオは上月司が手掛けており、深い感情的なやり取りと共に進行する恋愛模様に焦点を当てている。
本作の特徴的な点は、ストーリーが主人公と彼を取り巻くキャラクターたちとの関係性を掘り下げるところである。特に「母親」との関係に焦点を当てており、一般的な恋愛ゲームには見られない独特なテーマが展開される。プレイヤーは、主人公と母親、そしてその他のヒロインたちとの複雑な感情的な結びつきを体験することができる。
物語の舞台は、主人公が母親とともに暮らす家庭。主人公はある日、母親との関係が深まりすぎていることに気づき、徐々に自分自身の感情に悩むようになる。物語の中で、プレイヤーはさまざまな選択肢を選び、主人公とヒロイン、特に母親との関係がどのように変化していくのかを見守り、選んだ選択肢によって物語の展開が大きく変わることが特徴である。
ゲームはマルチエンディングを採用しており、選択肢によって異なるルートに進んでいく。エンディングは様々で、プレイヤーの選択によっては感動的な結末を迎えることもあれば、予期しない結果が待っていることもある。各ヒロインとの関係を築く過程では、プレイヤーがどのような選択をするかが物語の運命を決定づける。
ビジュアル面では、キャラクターデザインと背景美術が非常に丁寧に作り込まれており、物語の感情的な起伏を視覚的に表現している。ヒロインたちのデザインも個性豊かで、感情を表現するための表情やポーズが魅力的で、プレイヤーを感情的に引き込む役割を果たしている。
音楽は、Rirykaによって作曲され、シーンごとの感情を巧みに盛り上げる。特に、静かなシーンから激しい感情が交錯する場面における音楽の使い方は、物語の緊張感を高め、プレイヤーの感情をより深く引き込む要素となっている。
本作の大きな特徴は、恋愛アドベンチャーでありながらも、一般的なラブストーリーとは一線を画す点にある。特に「母親との関係」に焦点を当てることで、物語にはタブーとされる要素が絡んでおり、プレイヤーに強い印象を与える。感情の深さ、選択の重要性、そして複雑なキャラクター同士のやり取りが、ゲームに対する満足感を高めている。
『母爛漫』は、その独特なテーマとキャラクターの魅力を通じて、エロゲーとしての要素に加えて、心理的なドラマ性や人間関係の深みを持つ作品である。プレイヤーにとっては、深いストーリーと選択肢を通じて感情的な体験を得ることができ、リプレイ性が高い作品と言えるだろう。
作品リスト: 母爛漫