筆おろし先生
項目 | 詳細 |
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タイトル | 筆おろし先生 |
発売日 | 2010年4月16日 |
ブランド | 桃フェロ |
原画 | 関町みなみ |
シナリオ | 奇遇転置 |
声優 | 花南(園山 由梨絵)、香澄りょう(遠藤 紗江)、柚木サチ(滝田 律子) |
ジャンル | ママと教師と彼女との三つどもえ主人公争奪ADV |
プラットフォーム | PC |
レーティング | 18禁 |
『筆おろし先生』は、2010年に桃フェロから発売された18禁アドベンチャーゲームです。本作は、学校の保健教師である園山由梨絵を中心に、彼女の息子・優とその周囲の女性たちが織りなす複雑な人間関係を描いた物語です。由梨絵は学校で人気の保健教師で、男生徒たちから「初体験に選びたい女教師」として慕われています。しかし、彼女自身は息子・優のことで頭を悩ませています。優は由梨絵の勤める私立大井学園に転校し、男子寮の寮母・滝田律子と交際を始めますが、ある日、事故で両腕を負傷し、生活が不自由になってしまいます。
この事故をきっかけに、由梨絵と律子は優の世話を巡って争いを始めます。さらに、音楽教師で銅管バンドの顧問である遠藤紗江が優に「成人課程」を教えると申し出るなど、優を巡る女性たちの争奪戦が繰り広げられます。優の初体験は果たして誰の手に渡るのか――というのが本作の大きなテーマです。
キャラクター設定も魅力的で、由梨絵は母性溢れる優しい保健教師でありながら、男生徒たちの憧れの的でもあります。紗江は由梨絵と並ぶ人気教師で、童貞の男生徒との関係を好むという癖を持っています。律子は優の年上の恋人で、由梨絵に対して嫉妬心を抱くなど、複雑な感情を抱えています。主人公の優は恋母感情を持ち、母親を女性として意識するようになるなど、心理描写が細やかに描かれています。
ゲームシステムは典型的なビジュアルノベル形式で、プレイヤーは選択肢を通じてストーリーを進めます。各キャラクターのルートに分岐し、優の初体験が誰と行われるかが決まります。また、キャラクターごとのエンディングも用意されており、プレイヤーの選択次第で物語の結末が変わります。
本作は、母子関係や年上女性との恋愛といったテーマを扱いながらも、ユーモアとエロティシズムをバランスよく融合させた作品です。特に、由梨絵と紗江、律子の三人の女性が優を巡って繰り広げる駆け引きは、プレイヤーを飽きさせません。2010年発売の作品ながら、そのストーリーとキャラクター描写は今でも高い評価を得ています。
作品リスト: 筆おろし先生