ゲーム基本情報
ゲーム名 | 偲 月影の迷宮 |
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ジャンル | 恋愛・アドベンチャー・ビジュアルノベル |
開発 | アリスソフト |
発売日 | 2001年12月7日 |
プラットフォーム | PC (Windows) |
プレイ人数 | 1人 |
価格 | 通常版: 8,800円 |
エンディング数 | 複数エンディング |
音声 | フルボイス |
シナリオ | 久志田亮 |
イラスト | みぶなつき |
メディア | CD-ROM |
ゲーム紹介
「偲 月影の迷宮」は、2001年12月7日にアリスソフトから発売された恋愛アドベンチャーゲームです。本作は、プレイヤーが謎に満ちた世界で過去の記憶を取り戻しながら、個性的な女性キャラクターとの関係を深めていくというストーリーが展開します。ゲームはフルボイスで進行し、プレイヤーの選択によってエンディングが変化するため、繰り返しプレイすることでさまざまな物語を楽しめます。
物語は、主人公である「偲」が目を覚ますところから始まります。記憶を失った彼は、目の前に現れた謎の女性と共に、閉ざされた世界「月影の迷宮」を探索しながら、自身の過去を取り戻していくことになります。迷宮の中には、美しくも危険な試練が待ち受けており、プレイヤーは偲を導いていくことが求められます。選択肢によってストーリーが分岐し、プレイヤーの選び方によって、どのキャラクターとの関係が深まるかが決まります。
本作の魅力は、何と言ってもそのストーリーの緻密さとキャラクターの深みです。登場する女性キャラクターたちは、それぞれに独特な個性と背景を持ち、プレイヤーが関わることで次第に彼女たちの心情や過去が明らかになります。例えば、冷徹で謎めいた少女、優しくも芯の強い女性など、各キャラクターが持つ物語がゲームを彩り、プレイヤーを飽きさせません。
ゲームの進行は、基本的に選択肢を選びながら進めていきます。プレイヤーの選択によって、物語が大きく変化し、最終的にさまざまなエンディングを迎えることができます。これにより、1周目のプレイだけでなく、複数周回して異なるエンディングを見ることが推奨されています。エンディングには、ハッピーエンドからバッドエンド、さらにはサイドキャラクターとの関係が描かれるものまで多岐にわたります。
「偲 月影の迷宮」は、その美麗なグラフィックと緻密に作り込まれたキャラクター設定が特長で、アリスソフトらしいエロティックな要素も含まれていますが、それ以上に恋愛のドラマ性やキャラクター同士の複雑な感情がストーリーに深みを与えています。また、シナリオを担当した久志田亮氏の手による物語は、ただの恋愛ものにとどまらず、ミステリーやファンタジー要素も絡み合い、プレイヤーに強い印象を与える内容です。
本作の音声は、フルボイスであり、登場キャラクターたちの感情がリアルに伝わってきます。特に、キャラクター同士の会話や感情の起伏がしっかりと表現されており、物語をより深く楽しむためには音声も欠かせません。グラフィック面でも、みぶなつき氏の描く美麗なキャラクターデザインが、ゲームの雰囲気を引き立てています。
「偲 月影の迷宮」は、エロゲーとしての側面を持ちつつも、しっかりとしたストーリーテリングとキャラクターの成長を描いた作品であり、アドベンチャーゲームとして非常に完成度が高いです。恋愛だけでなく、謎解きや人間ドラマを楽しみたいプレイヤーにとって、繰り返し遊びたくなる要素が詰まったゲームとなっています。
作品リスト: 偲 月影の迷宮